東野圭吾さんの長編小説『クスノキの番人』。多くの読者の支持を集めた感動作である『クスノキの番人』は、オリコン年間文庫ランキング2023年第1位に輝きました。
この作品は、主人公の青年 玲斗が、伯母(おば) 千船さんからの助言やクスノキの番人としての役割を通じて学び、成長する姿を描いた神秘的なファンタジーストーリー。東野さんには珍しい非ミステリーで、後半の伏線回収はとても綺麗に描かれている、後味の良い小説です。
この『クスノキの番人』の物語がもしドラマ化・映画化された場合の俳優・キャストを独断と偏見で勝手に予想してみます。
目次
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不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった主人公:直井 玲斗(なおい れいと)。
そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。
依頼人に心当たりはないが、このままでは刑務所行きになってしまい、謎の依頼人の命令に玲斗は従うことに。
依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。柳澤 千舟(やなぎさわ ちふね)と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方してこず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が告げる。
「あなたにしてもらいたいこと。それはクスノキの番人です」
その木に祈れば、願いが叶うと言われている大木のクスノキ。それは月郷(つきさと)神社にあった。
玲斗がクスノキの番人になったばかりの時、頻繁にクスノキに祈念しにくる男性、佐治 寿明(さじ としあき)の対応をした。ある時、寿明の娘 佐治 優実(さじ ゆうみ)が「最近父の行動が変なので、調査に協力してほしい」と玲斗に依頼するのだが、そこで知った真実とは…
メインキャストの予想
メインキャスト予想:玲斗・千舟・柳澤グループ
直井 玲斗(なおい れいと)
この物語の主人公。母子家庭で育った彼は手に職をつけるため工業高校を卒業後に就職した。心は未熟で流されやすい性格ですが、根は誠実で素直な青年です。時折弁が立ち、自分を正してくれた千舟に感謝している。目じりが下がっている所が母 美千恵に似ている。
大学生である佐治 優実(さじ ゆうみ)と同い年くらいなので、年齢は20歳~22歳くらいと予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:板垣 李光人 さん
身長165cm 目じりが下がっていて、あどけない表情が玲斗と重なる。ドラマ「silent」や「陰陽師0」など数々のヒット作品に出演。
● 候補2:新原 泰佑 さん
大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」やドラマ「なれの果ての僕ら」等に出演。CMにも多数出演中。「日本一のイケメン高校生」を決める 「男子高生ミスターコン2018」のグランプリを受賞。美形で華やかな母を持つ玲斗に、俳優:新原さんが放つ華やかなオーラが上手く融合してくれそう。
柳澤 千舟(やなぎさわ ちふね)
玲斗の伯母。年齢は70歳に近く、背が高く栗色のショートカット。若かりし頃はキャリアウーマンで生涯独身。久しぶりに会った玲斗に対して礼儀に厳しく威圧感があった。今は柳澤グループの最高顧問を務めている。
千舟さんが若い頃はビジネスのやり手で、柳澤グループのビジネスを成功させた人。グループ内では複数の会社で役員・最高経営責任者を務めて、かつては女帝と呼ばれていました。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:田島 令子 さん
どんな役でもこなしてしまう、レジェンド女優。優しそうな瞳の奥にはしっかりとした自身の「芯」を感じる女優。身長164cmと長身という点も、千舟を思わせる。ドラマ「電車男」の エルメスの母役や「3年B組金八先生」フジテレビドラマ「GTO」、映画「君の膵臓をたべたい」最近ではテレビ東京のドラマ「好きなオトコと別れたい」等の数多くの作品に出演。
● 候補2:岩下 志麻 さん
「おばあちゃん」と呼ばれる年代になりながら、背筋が伸びて現在も綺麗な美貌は、千舟の着物姿にぴったり。最も宝石が似合う人に贈られる権威のある賞、「日本ジュエリーベストドレッサー賞」を2回受賞している女優さんで、1回受賞する方はいても2回も受賞するという非常に珍しい女優。
直井 美千恵(なおい みちえ)
玲斗の実の母。千舟の父の再婚(千舟より年下)相手の娘。つまり、腹違いの妹の娘にあたる。妻子を持つ男性の子を妊娠してしまい、玲斗を育て上げるため昼も夜も必死に働いた。美しい美貌で銀座のスナックに勤めていたが、玲斗が幼い頃に乳がんを患い、他界した。
若い時に玲斗を身籠り、自分の事より何よりも、息子の玲斗を一番大事にしていました。玲斗が小学低学年の時に他界。皆に迷惑をかけまいと癌を発症しても、手術はせず玲斗を育てるために懸命に働いた、優しく強い女性です。20代の女優さんを予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:小松 菜奈 さん
清純な役からミステリアスな役まで、幅広い役を見事に演じる所が、「直井 美千恵」という人物の影と光を上手く表現してくれそう。圧倒的な存在感と美貌を武器が、美千恵の少しあぶなっかしい所にフィットすると思う。
● 候補2:川栄 李奈 さん
感情豊かで、かつナチュラルな演技は数々のドラマや舞台での実績が物語っている。
「直井 美千恵」という人物のの過去に何があったのか、正体は何なのか、どことなくミステリアスな雰囲気で視聴者の興味を引きつける演技をすると思う。
直井(柳澤)宗一(なおい そういち)
千舟の実の父。職業は教員。柳澤家の婿だったが、千舟が生まれて早々実の母が他界し、しばらく経ってから22歳下の元教え子と再婚。その後、新しい家庭を築いていくが千舟の意見を尊重し、どんなときも千舟の数少ない味方だった。
千舟の唯一の理解者ですが、再婚を機に千舟の意向で疎遠になってしまいます。やがて食道がんを伴い、晩年は入院生活でやつれていきますが、千舟がお見舞いに来たときは弱音を吐かず、温かく迎えます。そんな覚悟と弱さを備えた俳優を予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:高橋 克典 さん
穏やかな優しい表情で、還暦を前にしてなお男の色気を放つ俳優。強い眼差しを隠し、やわらかい笑顔を浮かべるのも得意。キッと目力を発揮したときとの二面性が、宗一の柳澤家との葛藤や、言葉に出せない、千舟を心配する気持ちを表現してくれそう。
● 候補2:遠藤 憲一 さん
シリアスからコメディーまでどんな作品もこなし、長年多くの作品に色を添えてきた“エンケン”さん。
強面とドスのきいた低音ボイスが印象的で、作品と役どころの幅も広がっていき、名バイプレイヤーとしての地位を確立。宗一の冷と温を見事に演じてくれると予想。
柳澤 正和(やなぎさわ まさかず)
ヤナッツ・コーポレーションの代表取締役社長。やや小柄ながら、姿勢の良さで堂々とした雰囲気をまとう。見た目は若々しいが、ビジネスもやり手でタブーにも次々と挑戦していき、柳澤グループの坂本龍馬とも言われている。
いわば今の柳澤グループのトップ。アイデアマンで弁が立ち、交渉術にたけています。玲斗とも対等に会話をしてくれて、40代後半~50代の俳優を予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:八嶋 智人 さん
身長164㎝。小柄と思えない抜群の存在感とはつらつとした、言葉巧みなセリフを使い分けて、ドラマでは見ない事の方が少ないという、名俳優。多彩な役柄を演じ分け、時に主役以上の存在感を発揮する、なくてはならない存在。
● 候補2:武田 真治 さん
実は身長160cm代。サックスや筋肉で有名だが、実は清純な役や怪演も評判がよく、その甘いマスクに深く濃い黒い瞳の目力は、見るものを圧倒させる。
メインキャスト予想:クスノキへの祈念者
佐治 寿明(さじ としあき)
この物語の重要な人物。50代半ばで体格のいい短髪でいかつい顔の男性。優実の父。難聴となってしまった亡き兄がクスノキにささげた祈念を受念し、兄の想いを実現させて形に残そうとしていく。
寿明の兄は音楽の才能に秀でていましたが、ある日消息を絶ってしまいました。兄を探し出すことができた時には兄は難聴になっていて、頭の中で母や佐治家族への感謝の思いを曲にして、クスノキへその曲(想い)を預けていました。その想いを受け取ったのが寿明です。
感動した時の表情、諦めない精神を演じてくれる俳優を予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:佐々木 蔵之介 さん
共演者からは、「迫力があって改めて凄い。存在感に圧倒される」と言われるほど。不器用な男をコミカルに演じたかと思えば、眼光鋭く狂気を兵銀して見せる、引く手あまたの人気俳優。
● 候補2:大沢 たかお さん
場面にあった表情や、それとない小さな微笑み、大きく優しそうに笑う笑顔に、画面上からでも温度感が感じられる。佐治 寿明はこの物語のもう一人の主役でもあるので、表情豊かな演技に、きっと魅了されると思う。
佐治 優実(さじ ゆうみ)
佐治寿明の娘。建築学科の大学生。華奢な体で玲斗が思った第一印象はキツイという印象だったが、澄んだ瞳を持つ美人で、玲斗が想いを寄せる女性。将来の夢はクラシック音楽等のコンサートホールを建築する事。
この物語のヒロインで、父が浮気をしているのでは?と玲斗に調査の協力依頼をします。行動力があって、父・寿明の預けたクスノキの念を受け取り、父のやるべき事の協力者になります。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:広瀬 すず さん
衝撃を受けるほどの綺麗な顔立ちが、美千恵の華やかさに繋がる。今ではテレビでは見ないことが無いほど、活躍され、憑依型の女優で、お芝居が自然で実に魅力的。
● 候補2:杉咲 花 さん
丁寧で繊細な演技を得意とする杉咲さんの演技は、父の秘密を突き止めようとする行動力、父の祈念を受念したときの感情の表現、父の想いをなんとかして形にしようとする、ひたむきさをまるで、本当に存在している錯覚に陥るくらい、自然体に演じてくれそう。
大場 壮貴(おおば そうき)
老舗和菓子店「たくみや本舗」の次期社長。父がクスノキに預けた次期社長に関する祈念を受念しようと玲斗の元を訪れるが、何度やっても受念は上手くいかなかった。自分は社長ではない・受念はできない、と言い、クスノキへは無理やり連れて来られてる。
年齢は二十歳そこそこ。もしくは玲斗よりも年下かも?という若い青年です。クスノキの祈念に関する、あるルールのせいで父の受念ができないのですが、父のシナジーは壮貴にちゃんと受け継がれています。少しやんちゃですが、覚悟を決めた時の二面性を持っている俳優を予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:窪塚 愛流 さん
日本テレビドラマ「最高の教師」で存在感を放った窪塚さん。「目線の動きとか表情が本当に自然で心に響く演技で素敵すぎました」とその演技力を称賛する声が続出。父は窪塚洋介さん。
● 候補2:長野 凌大 さん
金髪・黒髪どちらも経験があり、中世的な顔立ちは、若いやんちゃざかりな雰囲気と、後半の父の想いを紡ぐシーンにマッチし、上手く表現できそう。
岩本 義則(いわもと よしのり)
千舟さんと長年付き合いのある、敏腕の弁護士。白髪で細い顔に黒縁の眼鏡をかけた男性。玲斗と初めて会った時は、高級そうなスーツを着用しており、その風貌から実年齢は不明。
玲斗に留置所から出るための条件を言い渡した人。玲斗が留置所から出た時も迎えに来てくれて、玲斗の味方です。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:吉川 晃司 さん
最初に、演技力は不評が多い吉川さん。だが一筋縄でいかない役どころにハマり、彼が登場すると画面が引き締まるので、この岩本弁護士にはピッタリだと思う。
● 候補2:寺島 進 さん
岩本弁護士は、細い顔と白髪が特徴で眼鏡が似合う人。寺島さんの醸し出す渋い雰囲気と、外見が見事にマッチしていると思う。
岡崎 実奈子(おかざき みなこ)
ピアノ講師・音楽関係のフリーライター。絶対音感を持ち、初めて聞いた曲も一度聞けば、即座に鍵盤で奏でられる。佐治 寿明の兄、佐治 喜久雄が頭の中で作曲した曲をクスノキに託し、その受念をした寿明が何とか形にしようと、岡崎 実奈子の力を借りた。
小柄だが華やかな雰囲気に包まれている、40代後半の女性。「優雅にピアノを奏でられそう」という女優を予想します。
【もし映像化されたら・・・ 演じて欲しいキャスト★】
● 候補1:安達 祐実 さん
個人的に、この物語を読んでいた時、この岡崎さんはずっと安達さんを思い浮かべて読んでいた。華やかさ・小柄・年代よりもかなり若く見えるという点で、安達さんがぴったりだった。
● 候補2:国仲 涼子 さん
もう一人、落ち着いた可愛らしい雰囲気をまとう、国仲さんも岡崎さんにあっている。今は精力的に芸能活動に復帰していて、国仲さんの華やかさは今もなお輝きを放っており、この物語のクライマックスで、読者が思い描いていた以上の表現を体現してくれそう。
「クスノキの番人」メインキャスト:まとめ
予想キャストには、数々のドラマや舞台に出演歴のあるキャストを多く、予想しました。もしかしたら条件等で共演が難しいキャストもいらっしゃるかも知れません。この「クスノキ番人」という物語は、主人公の成長していく姿の他、「家族とは」「人生の歩み方」「記憶・認知症」という3つのテーマが描かれていて、言葉にできない難しい表情や、想いを柔軟に表現してくれそうなキャストを予想しました。
皆さんの予想はいかがでしたでしょうか?? もしドラマ化・実写化したらどんな俳優がどんな風に演じて下さるか、楽しみですね。映像化が待ち遠しいです。
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