島国に住んでいる日本人にとって、海外の「国境を越える」という体験は心が躍ります。
国境を超える時の手続きや、国境を挟んだお国柄の違いも見えて面白いです。
このブログではそんな世界の中でも不思議で面白い国境を3選ピックアップしました。
ぜひ次の旅先で、陸路で国境を超えるという際に、参考になりましたら幸いです。
世界で最も面白い不思議な国境 3選 The 3 Most Interesting International Borders Across The World
世界で最も面白い不思議な国境 3選 Hotel Arbez Franco-Suisse
名前をよく見ると、フランコ、スイッセと読める文字があります。この名前の響きの通り、ホテルの真ん中をスイスとフランスの国境線が横切っているその上にこのホテルが建っているという、世界でも最もユニークなホテルと言われています。1862年がこのホテルの始まりであり、現在も長い歴史を繋いでいます。
この建物内のほぼすべての部屋は、2国の国境で区切られていて、
ある部屋ではベッドの半分がスイス、もう半分がフランス。寝返りをすると簡単に国境を越える事ができます。
ベッドの頭側がフランス、足側がスイスとなる部屋もあります。
レストランの真ん中の小さなテーブルにカップルや家族で向かい合って座ると、フランスとスイスに分かれて食事をする事もできます。
日本からのアクセス
このホテルには住所もフランス住所・スイス住所の2種類あります。
住所:(どちらも同じ住所です)
フランス:601 Rue de la Frontière, La Cure, 39220 Les Rousses en France
スイス:61, route de France 1265 La Cure en Suisse
日本からの行き方は、
フライト:成田 ⇒ ジュネーブ 飛行間 約 17時間
ジュネーブ ⇒ Hotel Arbez Franco-Suisse までは、車で行くと約40分、鉄道で行くと約2時間 かかります。
レストランの入り口はスイスで、中を通り抜けてホテルのフロントに進むとそこはフランス領。
寝返りで国境を超えるという、貴重な体験は世界の中でもこのホテルでしかできません。
ホテルのURLはこちら ⇒ https://arbezie.com/fr/
世界で最も面白い不思議な国境 3選 aufenburg (ラウフェンブルク)
ライン川を挟んで北側がドイツのラウフェンブルクと、南側がスイスのラウフェンブルク(スイス)。
全く同じ名前ですね。そう。もともとこの2つの街は大きな1つの街でした。
1800 年頃まで 1 つの都市でしたが、ナポレオンがライン川を境界線として都市を分割してしまいました。
それ以来、2 つの都市は民族によって分離されていますが、この短い橋を渡って二国間を行き来できます。
この短い橋を渡ると、端の向こう側がすぐドイツです。
日本からのアクセス
スイスのラウフェンブルク↓↓
ドイツのラウフェンブルク↓↓
日本からの行き方は、
フライト:日本 ⇒ チューリッヒ 飛行間 約 17時間
チューリッヒ⇒ハイデルブルク(Laufenburg)までは車で行くと約1時間、鉄道で行くと約1時間20分かかります。
小さいながらもキレイな町なので、街歩きがてら歩いて二つの国の国境を通過する事ができます。違う国なのに、同じ名前の街が目の前にあるのも、日本人にとっては珍しく行って見たい場所の一つです。
世界で最も面白い不思議な国境 3選 Baarle=Nassau(バールレ=ナッサウ)
オランダの北ブラバント州の都市にある、Baarle=Nassau(バールレ=ナッサウ)という小さな町と、ベルギーのBaarle-Hertogという小さな町との国境も、また面白い国境の1つです。
オランダの都市の中に、ベルギーとの飛び地や国境のあり、世にも不思議な国境をしています。
街の中では、歩道の標識 (片側に「NL」、もう片側に「B」と書かれた白い十字) や、国旗を玄関に立てかけるなどして、違いを明らかにしています。
日本からのアクセス
日本からの行き方は、
フライト:日本 ⇒ スキポール空港 (AMS) 飛行間 約 12時間
スキポール空港⇒Baarle=Nassau(バールレ=ナッサウ)までは車で行くと約1時間、鉄道で行っても約2時間かかります。
Baarle=Nassau(バールレ・ナッサウ)とBaarle-Hertog(バールレ・ヘルトフ)の住民の多くは二重国籍を持って、ベルギーとオランダの両方のパスポートを所持しているようです。このあたりの地域の方々は皆、平和的で、2つの異なるコミュニティがともに助け合い共存できる例として、各国の首相から関心を集めています。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?私の独断と偏見による「世界で最も面白い不思議な国境 3選」を紹介しました。
日本は島国で、陸路で海外に・・・という感覚はあまりないのですがEU圏内の国同士が陸路で繋がっているケースも多く、日本人よりも海外旅行がずっと身近な存在です。
ただ、国境には悲しい歴史が刻まれていることもあるので、事前に情報をあつめてから国境に向かうと、また違った国境の捉え方できるかもしれません。今後あなたの行って見たい場所に、この記事が参考になったら嬉しいです。