私が日系航空業界 ⇒ ブラック企業に転職した時の実体験です。
私なら大丈夫！洗脳なんかされない
私もそう思っていました。でも気が付いた時にはもう遅いです。
今の職場が居心地が悪いと思っている方、油断していると、気が付いた時にはブラック企業から抜け出せなくなります。
今日は私が奴隷となったプロセスを体験談と共にご紹介し、今ブラック企業で悩んでる方は1日も早く抜け出せるよう、洗脳されないよう、ご参考になりましたら幸いです。
この記事は5分で読めます。まず初めに自己紹介です。
■この記事を書いている人
【この記事でわかること】
● ブラック企業で自分が洗脳されるまでの体験談
● ブラック企業で自分が壊れないための対処法
● ブラック企業から早く抜け出すための方法
社員を奴隷にするプロセス
１．社長・社員から、昼夜毎日のように高級料理店に連れていかれる
社長の一声で、業務中であっても昼休み・夜の定時後に高級料理店へ連れていかれます。
高級料理店なんて、良いじゃないか！と思うかもしれませんが、仕事が終わってなくても、忙しくても、この食事会に強制的に参加しなければなりません。
病院や先約の予定があって断ると上司に何日にもすごく渡って叱られます。
そして、この料理の後はまた会社に戻り、残業したり自分の時間を削って残っていた業務をします。
それでも断り続けると今度は、全体会議中のイジメの標的にされます。
社長・部長が率先してイジメを始めます。出来ないような仕事を「今日中に」と言ってやらせ、その仕事は「これ意味なかったわ」と言って、提出した成果物を捨てます。
高級料理店の代金は、時々社員が自腹で払わなければなりません。これが毎日のように続きます。
今考えると、「食物アレルギーが多くて。。」「アナキラフィシーを起こしてで入院した事があって･･」という断り文句があったかもしれません。
会食は絶対に断った方がいいです。どんどん洗脳されます。
２．社長のコネ入社社員(全社員の半分以上)を大勢の前で褒めたたえる
私の直属の上司は過去、何十人もの部下の退職に追い込んだ、ヒステリーを起こす48歳独身ヒステリー女上司。
いわゆるモンスター上司でした。
この48歳独身ヒステリー女上司は、入社前から社長の友達だったようで、転職が上手く行かない中、このブラック企業に雇われました。
48歳独身ヒステリー女上司は、部長・社長にもう擦れないほどのゴマをすって気に入られていたので、
何があってもヒステリー上司は「悪くない！」と守られます。
その為、ヒステリー上司について聞かれた時は、このモンスターに対し、
常に「非常に素晴らしい上司です。尊敬してます！」と答えなければなりません。
こう言わなければ、社長や部長が不機嫌になり、イジメを受けます。
周りの空気にとらわれず、今までされてきた事を、
この場で声を大にしてさらけ出しても良いと思います。
３．ある事ない事話を膨らませてミスを押し付け、徹底的に叩いてつるし上げる
私が勤めていたブラック企業は、飲食の店舗を運営していたのですが、展開商品やスケジュールは無計画で当日を迎えます。
急募でスタッフ採用し、わずか1週間で無理やり店長にさせます。
店舗オープン当日まで、「何の商品がいくらで展開されるか」「メニューは何か」「オペレーションはどうするか」現場のスタッフに共有しません。
メニューやオペレーションをスタッフに知らされるのはオープン当日です。
そのため失敗も多発します。
それでもスタッフは、お店に来ていただいた大切な全てのお客様に、
最大限のおもてなしと心を込めて、お出迎えとサービスを提供します。
そんなスタッフのミスや失敗をオペレーションがわかってない等、全て店長やスタッフのせいにします。
そして、『何も考えないで仕事やってるの？』と人間性を否定してきます。
心持った大体の人間は、ここで沈み、壊れます。
おかしい！と思ったら、めげずに思い切り反論してください。それが、あなたの為です。
４．残業や土日出勤を自分の時間を持つ事は「悪」
基本的に、月曜日～日曜日まで働きます。1か月通して、フルで1日休みという日は無いです。
私は、前職の航空業界では、基本「休日は出社しない」というルールでした。
出社するには、上長やその上の上司まで長い道のりの承認が必要でした。
海外出張の準備で、3か月に1回あるかないか。
ブラック企業の社員は、平日休日フル稼働しないと、鬼のように電話や連絡が来ます。
平日にできる仕事も、急に「土日にやってください」と連絡が来て、
無視すると、週明けに恒例のつるし上げが始まります。
体調が悪くて病院に行きたいため、残業30分して上がろうとしたら、「そうゆう甘い考えは通じませんよ」と言われました。
私はこれをICレコーダーに録音してあって、この会話は今も残しています。
このような働き方は労働基準法の違反となり、然るべき所に相談して悪の連鎖から断ち切りましょう。
５．外の世界との出入りを塞ぐ
長時間の拘束に、土日祝日の休みもない。お昼や夜も社長や社員と共に過ごさなくてはならないブラック企業。
感情を無くし、正常な判断力も無くなり、ロボットのようなイエスマンとなっていきます。
こうなると、ブラック企業はどんどんこの社員を働かせます。ＮＯと言わないからです。
外部と接触して洗脳が解けそうになり、「脱出しなければ！」と動こうとすると、
「社長が率いる謎の社員旅行」「君に期待していた」「逃げるのか」「会社に迷惑が掛かる」と畳み掛けて
出口をふさぎます。
休日も与えず、外部とも接触させず、再び闇の世界で人間として壊れていきます。
苦しい、転職したい、逃げ出したいという気持ち軸を大事にしてください。正常な判断力を失います。
【まとめ】自分を大切に。そして人との繋がりを大切に
このプロセスで私は壊れました。そんな時、助けてくれたのは。
- 同じ思いをして、早い段階で洗脳を解いた同僚
- 「なんかうちの会社おかしいよね？」って同じ感覚を持った、店舗の同僚
- 家族
- 趣味で繋がっていたテニスやランニング仲間
気づいてくれていました。声をかけてくれました。
洗脳されても、外部の人・同じ境遇の人に話すことで、出口まで導いてくれます。
ブラック企業に居る人は、外部の人との繋がりは切ったらだめです。
人と繋がる事を大切にしてください。
全部私の実体験です。
心が病んで、支えてくれた方々に感謝してもしきれないくらい、助けてもらいました。
ブラック企業で頑張る方に、楽しい・毎日この道を選んで良かったと思える日が訪れるよう、願ってます。
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